大分大学の学生生活を彩る「思学会」– 伝統と絆が織りなす「最高の居場所」

今回取材したのは、大分大学経済学部の3年生、宮田将弥さんです。大学入学当初の不安を乗り越え、今では80年以上の歴史を持つ大分大学自治会「思学会」の中心メンバーとして活躍されています。新入生歓迎会（新歓）での思い出から、執行委員長としての苦労、そして思学会が誇る「仲の良さ」の秘訣まで、宮田さんの学生生活と、思学会の魅力に迫ります。

団体プロフィール

団体名 ：大分大学自治会「思学会」

部員数 ：総勢約140名（中心メンバー60〜70名）

活動頻度 ：大学イベントの運営は2ヶ月に1回程度、部員交流イベントは月に1回

活動内容 ：大学公式イベントの運営協力、新入生歓迎会、川遊び、BBQ、スポーツ大会、芋掘り体験、キャンプなどの企画・運営

個人プロフィール

名前 ：宮田 将弥

所属 ：大分大学 経済学部 3年

出身高校 ：愛媛県八幡浜高等学校

活動開始 ：大学1年生当初から

不安を乗り越え、見つけた最高の居場所

德永： 大学入学当初はどのような思いでしたか？

宮田： 大学に入学したばかりの頃は、友達ができるか不安に感じていました。

德永： その不安はどのように解消されたのですか？

宮田： InstagramやX（旧Twitter）で積極的に情報を集め、早い時期に行われた新入生歓迎会（新歓）に参加しました。それがきっかけで、先輩方とすぐに仲良くなれて、不安はすぐに解消されました。

80年以上の歴史が育む「絆」

德永： 「思学会」はどのような団体ですか？

宮田： 「思学会」は大分大学の自治会で、80年以上の長い歴史と確立された仕組みが特徴です。総勢約140名のメンバーがいますが、そのうち60〜70名が中心となって活動しています。執行委員長と副執行委員長が大学から公式イベントの運営を請け負い、企画長が思学会内部のイベント運営を統括するなど、しっかりとした運営体制が活動を支えています。

德永： 具体的な活動内容について教えてください。

宮田： 2ヶ月に1回程度、大学のイベント運営を手伝い、その報酬を元に月に1回、部員同士の交流イベントを実施しています。この交流が、活動を円滑に進める上での潤滑油となっています。新入生歓迎会は毎年4月に3回開催され、特にバスで大分観光をする企画は大好評です。その他にも、川遊び、BBQ、スポーツ大会、国東での芋掘り体験、キャンプなど、各年代の個性を活かした様々なイベントを企画・運営しています。

新歓バスハイクの苦労と、新入生の笑顔が原動力に

德永： 活動の中で、特に印象に残っているエピソードはありますか？

宮田： 先輩が積極的に後輩を誘い、色々な場所に連れて行ってくれたことが特に印象に残っています。特に「糸島での綺麗な景色」を見た経験は、縦の関係の壁がほとんどないことを実感できました。イベント以外にもドライブやタコパなども行われ、プライベートでも深い交流があります。

德永： 副執行委員長として大変だったことはありますか？

宮田： 最も大変だったのは、新歓のバスハイクでした。3つのコースがあり、執行委員長を中心に幹部4人で外部のプランナーと協力しながら運営を進めます。毎年行われる大規模なイベントなので準備は大変ですが、新入生が楽しんでくれる姿が最大のモチベーションに繋がっています。「ポジティブじゃないとやっていけない」という言葉の通り、運営の大変さとやりがいを日々感じています。

仲の良さが生み出す「最高の学生生活」

德永： 思学会の魅力はどこにあると思いますか？

宮田： 最大の魅力は、その「仲の良さ」と「温かい雰囲気」です。メンバーは「いい人たちばかり」で、先輩・後輩の縦の関係にも壁がなく、非常に仲が良いのが特徴です。月に一度の交流イベントがあるので、たとえ準備が大変でも頑張れるモチベーションになっています。また、思学会内だけでなく、他のサークルの学生とも交流が広がり、人脈が豊かになります。

德永： 思学会が長く活動を続けてこられた秘訣は何だと思いますか？

宮田： メンバーの「仲の良さ」、代々受け継がれる「伝統」、そして「しっかりとした引き継ぎ」にあると思います。次期リーダーの選定も話し合いを通じて行われるなど、組織としての基盤がしっかりと構築されています。僕自身も「部活やサークルよりも楽しんでいる自信がある」と語るほど、思学会での活動は充実しています。

新入生への力強いメッセージ

宮田： 入学したばかりで大学生活を楽しめるか不安に思うかもしれませんが、思学会に入れば、学校生活が絶対に楽しくなります。みんなで4年間充実した大学生活を送りましょう！