【脚本、撮影、編集すべて大学生】
難しいからこそ面白い映画制作。
今回取材したのは、広島県立大学自主制作映画研究会で代表を務める松本さん。普段は個人でゲーム制作なども行うとのこと。そんな彼がどうしてこの部活に入りキャプテンをつとめるのか、自主制作映画研究会の魅力についてお伺いしました。

団体プロフィール
自主制作映画研究会
部員数21名(院生5名 4年生5名、3年生5名、2年生1名、1年生5 名)
活動頻度 1回/週 合宿などもある
先輩たちの主な内定先 IT企業
5分から10分の短編映画を制作する。動画編集に限らず、脚本、撮影も全て学生だけで行っているとのこと。撮影した映画はSNSにアップするなどして自分たちの作品を見てもらっています。

個人プロフィール
松本 朋己(まつもと ともみ)
広島県立大学 情報科学部3年
高校時代からゲーム制作を趣味で行う。
大学に入り映像の分野に興味が湧き入部を決意。脚本を書くことにも興味を持ち2年時には責任者を経験。
脚本、撮影、編集すべて大学生
難しいからこそ面白い映画制作

松本さんが入部を決めたきっかけを教えてください。
松本:昔からわからないことにワクワクする性格で、映画制作って間違いなく個人では出来ないじゃないですか。どうやってやるんだろうって興味を持ったことがきっかけでした。
原田:確かに。実際どのように作っていくんですか。
松本:はい、本当に大変でした。実は1年生の頃は結局開催出来なくて。準備してきただけに本当に悔しかったのを今でも覚えています。そして今度こそと臨んだ2年生でもコロナで短縮開催となり、全てを出し切ったとはならなかったんですよね。だからこそその先輩たちの悔しさを胸に今年こそはという思いで今代表として取り組んでいます。
コロナの影響で対面の撮影ができない
考え抜いて見つけた制作の形

コロナ期間は活動を停止されていたんですか。
松本:実は活動自体は続けてま して、ただ外での撮影の許可がおりず、正直諦めかけていたんですよ。ただせっかく入部したのに何も出来ない時間がもったいないなという気持ちもあり、なんとか撮影する方法がないか全員で意見を出し合い考えてました。
原田:なるほど。撮影が出来ない中でも映画を作ろうと試みたんですね。
結局見つかったんですか。
松本:はい、Zoomをテーマにした映画制作なら出来るのではないかと案が出まして、実際にその映画を撮影しました。カメラはどうするのかであったり、本当に当たり前のことが全くない中での制作でしたが、なんとか1本しっかりと形になり諦めずに作りきったことへの達成感はとてもありましたね。その経験があった上でコロナを乗り越えて現在は対面での映画製作も出来ますし、今年はYoutubeなどにも制作したものをアップしていく予定なので今の時点でワクワクしてます!
教え教えられる本当の意味でフラットな組織

自主制作映画研究会はどんな雰囲気の組織なんですか?
松本:教え合う文化がしっかり出来ている組織かなと思っています。もちろん先輩のほうが知識が豊富ということは多いのですが、やはり専門的な知識もかなりある領域なこともあり、先輩だから教えるというよりは知識がある人であれば後輩にも学ばせてもらう。そういう文化かなと思います。例えば、カメラワークは先輩が教えるものの、編集の知識は後輩で入ってきた子から習うなんてこともありますね。
原田:確かに。専門的な領域の知識は年齢関係ないですもんね。
皆さんなにかしら知識がある方が入部されるんですか。
松本:いえいえ、全然そんなことはないですよ。実際情報科学部の学生などはそもそもがプロフラミングを学校では学んでいるので、映像などに対する知識はほとんどなかったりするんですよね。もちろん入部してすぐにハマって知識をつけていく人も多いですが、それぞれのペースで覚えていきます。
最後に新入生にメッセージをお願い致します!
松本:映像制作に興味あるけど、一人でやるのにはちょっと抵抗あるかな。複数人で一つのものを作っていきたいなって人はぜひ入部してみてほしいです. 学生生活を通して、何かを成し遂げたいという気持ちを持っていたり、人を感動させたい人はぜひ一度お話しましょう!
入ってすぐの部員であっても良い意見はどんどん取り入れていこうと思っています。一緒に泣くほどの思い入れを持つ活動をしたい方はぜひ連絡お待ちしております!
原田:松本代表のインタビューを通して、成長意欲の高さを感じました。出来ることをもっと増やしていこうという姿勢は、社会人での活躍を予感させるものでした。インタビューご協力ありがとうございました!
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