【環境改革と行動力で目標達成へ!】
九州大学ゴルフ部の初心者を輝かせる取り組みとは。
今回取材したのは、九州大学ゴルフ部部長の和木さん。九大ゴルフ部は一昨年リーグを降格するという挫折を味わった後、初心者を伸ばすことによるチーム力の底上げに着手。様々な取り組みの甲斐あり、今年は1部リーグ昇格という目標達成にかなり近づいている。そんなゴルフ部のこれまでの活動や取り組みについて聞いてみました。

団体プロフィール
九州大学ゴルフ部
部員数34名(4年生3名、3年生12名、2年生7名、1年生12名)
活動頻度 2回/週
春と秋に大きなリーグ戦があり、夏から秋にかけて旧帝7大学間での大会もある。
部活の活動以外で週末はキャディのバイトをする部員も多く、地域のゴルフ場ではアルバイト後に無料でラウンドを使用させてもらって練習できる。

個人プロフィール
和木健城(わきたてき)
九州大学 経済学部3年
小学生のときはゴルファーを目指していたが、中学高校ではゴルフはしなかった。高校時代にみたゴルフ部の試合に影響を受け、九大ゴルフ部に入部。
現在は部長として、部内の環境づくりをしたり、他校の合宿に参加したりしてチームの1部リーグ昇格を目標に活動中。
経験問わず楽しめる環境づくり

ゴルフ部はどんな雰囲気の部活ですかですか?
和木:ゴルフは社会に出ても役立ちそうという理由から、大学から始める人が多いです。そのため、初心者は多いのですが、上級者や経験者が教える環境を作っているので、学年間の壁は薄いと思います。また、リーグ戦のスタメン争いで切磋琢磨できたり、個人競技という側面からも上昇志向が強かったりする人もいます。一貫していえることは、それぞれのペースで上達してゴルフを楽しめるということですね。
角田:部員同士が教えあう環境って素晴らしいですね!
どうしてそのような部活になったのですか?
和木:九大のゴルフ部は他の部活と比べて初心者が多いため、初心者の育成に力を入れているからだと思います。初心者の育成に関しては、去年からOBにコーチを頼んだり、他大学と交流をもって合宿に参加したりして注力しています。
リーグ降格の挫折から復活へ

そのような環境づくりも含め、苦労したことや大変だったことを教えてください。
和木:コロナで活動できなかった期間とそのあとはすごく苦しかったです。自分が大学に入学しても合宿や実践的な練習ができず、チーム全体で実力は落ちていたと思います。その中で、一昨年に1部リーグを降格し、去年も復帰することはできず、挫折を味わってきました。
角田:なるほど。その挫折経験が現在の学年間で教えあう環境に繋がっているんですか?
和木:その通りです。当時勝てなかったことから、チームとしての底上げを意識しました。当時は初心者の集まりが悪かったので、もくもくと一人で練習していた部員たちへ対応を促し、参加しやすい環境づくりに取り組んできました。現在は、自分から上級生にアドバイスをもらいに行く姿も見えるようになって、みんなでうまくなろうという意識ができてつつあると思います。
成績向上の要因は行動力にあり

ゴルフ部に入部して良かったことや身についたことはありますか?
和木:最も成長したなと思うのは行動力です。人とのつながりを大事にして自分がうまくなっていくためには、自分から行動して色々な場所から技術を吸収していく必要があると強く思っています。チームの成長のためにOBへの声掛けや、他大学との交流といった形で行動を起こせるようになったと感じています。このような横のつながりから、プロ選手ともお会いすることができたことはすごくうれしかったです(笑)。
角田:行動力が結果として表れてきているんですね。良い環境もできつつある中、今年はリーグ昇格という目標が達成できそうですか?
和木:まだ秋のリーグ戦は残っていますが、この調子でいけば目標は達成できそうです。これは九大ならではだと思いますが、初心者から始めて今はレギュラーとしてチームに貢献している人も複数出てきています。ゴルフというスポーツの性質上、やればやるほどうまくなって、楽しくなっていくので、成長しやすい環境ができてきたことで成績も向上しているのかなと思います。
最後に新入生にメッセージをお願い致します!
和木:自分のやりたいことの軸に対して優先順位をしっかりとつけて、行動をした方がいいと思います。九大ゴルフ部ではスタートは初心者がほとんどなので、経験問わず少しでも興味があるなら一度連絡してほしいです!ゴルフは社会人になってからも役立つスキルだと思うのでおススメです(笑)。
角田:初心者が多くても、逆にその状況を利用してチームの成長のために生かしていく実行力のあるゴルフ部での活動は充実した大学生活を作ってくれそうだなと感じました。インタビューさせていただきありがとうございました!
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