「弓道とは違う?」
大学アーチェリー部の奥深い世界
今回取材したのは、長崎大学アーチェリー部でキャプテンを務める佐々木さん。高校からアーチェリーに打ち込んできて、初めてのキャプテンを大学では経験。室内アーチェリー競技において全国大会出場までチームを導きました。そんな佐々木さんが率いるバレー部について聞いてみました。

団体プロフィール
長崎大学アーチェリー部
部員数 19名(1年生5名、2年生9名、3年生5名)
活動頻度 1回/週(練習)
5回/年(大会)

個人プロフィール
佐々木健太 (ささき けんた)
長崎大学工学部 (27卒)
高校からアーチェリーを続けており、大学でも継続して練習を行っている。大学で初めて部のリーダーを務め、インカレ出場などの実績を持つ。
集中力が鍵!大学アーチェリー部の日常とは

アーチェリー部っていうのはめずらしい部活だと思うんですが、普段はどのような活動を行っているのですか?
佐々木:普段は一般の練習場を借りて練習をしています。練習場の都合上、毎週土曜日に練習を行っていて、他の日には各々自主練をしています。練習ではとにかく矢を射ており、3時間ほど行っています。
石本:なるほど。3時間も的を狙うにはかなり集中力を使いそうですね。
アーチェリーと弓道の違いについても教えてもらえますか
佐々木:アーチェリーは弓道と違ってサイトという的を狙う道具があります。その分弓道より的までの距離が長くなっており、70メートル程離れています。また、 弓を弾く力もアーチェリーの方が強く、矢の速度が200㎞いなることもあります。
佐々木さんが入部したきっかけを教えてください
佐々木:高校からアーチェリーをしていて、大学でもつづけるか迷っていましたが、先輩に誘われたことがきっかけで入部しました。
石本:長い間アーチェリーを続けているんですね!大学で初めてキャプテンを経験しているとお聞きしましたがその中で大変だったこともお聞きしたいです。
練習場から大会運営まで!アーチェリー部の挑戦

活動をするなかで大変だったことを教えてください。
佐々木:長崎で行われる大会の運営を任されたことですね。自分たちがいつも練習している練習場の隣で大会が行われることになったのですが、九州の学生が100名規模で参加するものとなっていました。大会の設営中は指示を出すことにかなり苦戦していて準備が少し遅れてしまいました。しかし、大会のスケジュールを一部変更したり、先輩方にも協力してもらうことで、最初は遅れ気味でしたが、最終的には何とかいい結果で大会を終わらせることができました。
石本:工夫することによって遅れを取り戻すことができたということですね!
100名という大人数が参加する大会の運営を成功させることができたところが素晴らしいです!
大学からアーチェリーを始めることはハードルが高いと感じるのですが、実際にはどうですか?
佐々木:実際、ハードルは少し高いと思います。アーチェリーは基本的に高校から始める人が多く、大学から始めるとなると、そこの差を埋めることに苦労します。特に初心者は弓を射る際余計な力が入ってしまうためうまく的に当てられない人が多いです。しかしその分うまく的に当てられるようになったらかなり嬉しいと思いますし、成長を実感することができるので、アーチェリーをやってみたいと少しでも思っている人にはおすすめです!
石本:確かに、時間をとって練習をしているので成長を感じられるのはうれしいですよね。特にアーチェリーは的に当てることができるかどうかで判断ができるので成長が目に見えるところも魅力的ですね。
70メートル先の達成感、アーチェリーの魅力とは?
他の部活にはないアーチェリーの楽しさを教えてください
佐々木:やはり的の中心に矢を当てることができた時の達成感を味わうことができるところだと思います。矢を射る位置から的までは70メートル程離れており、その距離から的の真ん中に当てられた時はかなり嬉しいです。あと、大会に出場した際、互いに応援しあい、かなり盛り上がるところも魅力だと思います。
石本:70メートルも離れた場所から狙い通りに的に当てることができたらうれしいですよね。このような経験はアーチェリーでしかできないですね!
最後に新入生にメッセージをお願い致します!
佐々木:僕自身、大学での人間関係はとても大切だと思っているので、サークルや部活にはぜひ参加してほしいです。特に部活ではメンバー同士が仲良くなるのはもちろん、遠征等で他大学と交流をする中で新しい人間関係が生まれるのでおすすめです。その上でアーチェリーについて少しでも興味をもっていただけると嬉しいです。
石本:インタビュー越しでも長大アーチェリー部の魅力が伝わってきました!インタビューさせていただきありがとうございました!